初投稿 なぜ酒屋をはじめた?

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酒呑みの原点回帰

2年前にコロナが流行り始めたときは、ここまで人間社会を根本的に変えるほどの大事になるとは思いもしなかった。酒屋を始めようと思ったのは3年前。社会人になってから35年間過ごしてきたデジタル(ネット)業界に終止符を打つ決心をした。そのまま引退することも考えたけど、自分の大好きなお酒に関わることに残り人生かけてみようかと、超アナログな街の酒屋業をやってみることに決めた。最初に酒屋の免許取得したのは2019年7月、ネット通販のみの免許を取得。その半年後に一般小売も含めた免許を取得した。2020年4月1日開店で準備していた矢先に緊急事態宣言。1回目の解除直後に2020年の6月に開業しました。その後も何度となく緊急事態宣言が発令されました。まさか、こんなに激動の時代での船出となるのは想定外していなかった。

ワインは、25年前にロンドンに5年半ほど駐在員生活をしていた時に覚えた。当時は、フランスのブルゴーニュ、ボルドーワイン中心に時々イタリアのバローロをロンドン市内のワインバーで仕事帰りに一杯という感じだった。帰国後、東京に戻ってきてヨーロッパワインの値段の高さとクオリティの低さに驚き、しばらく(10年ほど)全然、飲まなくなってしまった。ワインを再開したのは5年ほど前かな? 自然派ワイン(ラディコン)飲んでその破壊的な美味しさに驚き、それから少しずつ再開していった。

そもそもお酒はその種類に関係なく、それぞれの良さを楽しむ主義なんだけど、酒屋はじめるにあたり、自然派ワインに絞り込んだ。そしてそのワイン発祥の地である東欧のワインに着目して北野商店をスタートした。

紀元前何千年も前に、人類がぶどうの果実をカメ壺に保管していたら自然と魔法の液体ができた。そして人間がアルコールという嗜好品を楽しみ始めた。とても人間らしい生きることの原点でもあるようにおもったから。ジョージアのクヴェヴリで醸したワインの原点が、ギリシャに渡り、イタリア、フランス、スペインなど欧州全体に広がっていく。その航海も興味深い。






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